三嶋大社

三嶋大社本殿

源頼朝が挙兵した治承四年八月十七日、伊豆国府に近い三嶋大社では神事が行われる予定でした。そこで頼朝は、神事が行われる前に側近の安達盛長を奉幣の御使として社参させ、必勝を祈願しました。この日に夜襲をかける山木判官兼隆の郎従たちは、三島社の神事を見物しに出掛け、そのまま黄瀬川宿に留まって遊び歩いていたため、館の警備は手薄でした。その隙を突いた夜襲は成功し、兼隆とその郎従たちは討ち取られました。

(公開日:2023-02-12)