安房国猟島

源頼朝が上陸したとされる安房国平北郡の猟島

石橋山合戦に敗れ、大庭景親軍の執拗な探索から辛くも逃れた源頼朝は、土肥の真鶴崎から船で安房国平北郡の猟島に渡りました。千葉県安房郡鋸南町竜島の海岸に「源頼朝上陸地の碑」があります。

源頼朝上陸地の碑

頼朝軍は、なぜか北条父子や岡崎義美、近藤七国平たちはひと足先に安房国へ渡り、賴朝と土肥実平は一日遅れで安房国に向けて船を出し、八月二十九日に猟島で合流したとされます。

東京湾フェリーの金谷フェリー港から車で15分ほど南下した浜辺で、海水浴場として整備され無料の駐車場やトイレを利用できます。房総半島にはもう一カ所、洲崎灯台の近くに賴朝の上陸地とされる場所もありますが、訪れるならここ猟島の方がなにかと便利でお勧めです。

(公開日:2023-03-24)